2017/11/09

フランス最北西端の郷土料理 キ・カ・ファス をご紹介(2)☆

Bonjour à tous !
アンサンブルフランス語講師のDaisukeです。

前回に引き続き、フランス本土最西端に位置する、
フィニステール(Finistère)県の郷土料理をご紹介します☆

ちなみに、ブルトン語で「Bonjour」に該当する言葉はないのだそうです。
代わりに「Comment ça va ?(ご機嫌いかが?)」という意味の
「Mondara mad ?」(モンダラ マッドゥ)と言って、
元気な時は「Mondara ! 」(モンダラ!)と答えるそうです。


前回はキ・カ・ファス Kig ha farz の準備の様子をお届けしましたが、
果たしてうまく茹であがったのでしょうか?


袋からゆであがったファスを取り出します。
黄色いほうが小麦粉、茶色いほうがそば粉でできたファスです。


肉を一口大より少し大きめに切り分けます。


付け合わせにはジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、ローリエの葉


写真を撮っていると

「いつまで撮ってるの!」

と怒られたので(笑)、さっそくいただきます。


お皿に取り分けます。

「郷土料理を食べたい」という一言から、
親戚一同が集まって、大パーティとなってしまいました。


マスタードやエシャロットソースを添えます。

体力をつけるための料理なので、
少しの量でもすぐにお腹いっぱいになりました。


小麦粉とそば粉のファス、それぞれ味が違うので、
味の違いを楽しみながら、大量のお肉を頬ばります。

ファスは、重量感のあるスポンジケーキのような食感で、
甘くないカステラのような感じがしました。
とっても美味しくて、食べ過ぎてしまいました(笑)

大勢の中では、会話についていくのはとても難しいのですが、
「Daisuke、日本のことを教えてくれる?」
と頻繁に話を振ってくれたおかげで、
楽しく会話に参戦(?)することができましたよ☆


同じフィニステールでも、南部では食べることのできない、
このキ・カ・ファス

レストランでも食べることができるので、
皆さんもブルターニュ地方、特にフィニステールを訪れる際は、
ぜひ食べてみてはいかがでしょうか?


Kenavo!(ブルトン語で au revoir ! )


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