2011/04/06

服装は、季節より気温?

サマータイムが始まって10日ほど経ちました。フランスではこの頃から若葉や春の花が爆発的に増え、日もどんどん長くなり、過ごしやすい気候になってきます。個人的にこの春から夏にかけての季節が一番好きですね^^

自宅の近くで撮りました。桜ではないと思いますが、
春真っ盛りという感じで気分が晴れやかになりますね。

この花を近くで撮ってみました。かなり桜に近いでしょうか?
日本の桜と比べてみましょう。似ているようでやはり違いますね。
このうっすらとした控えめな桃色が日本の桜です、恋しいです…

今の時期は「季節の変わり目」で、今日暖かかったと思えば次の日は寒かったり、不安定な気候でもありますよね。こんなとき、どういう服装をするかはちょっとした考えものです。日本人の私たちは「季節」を意識して服選びをすることが多いと思います。「もう4月(=春)だから、今日は寒いけれどダウンジャケットは変だよね」とか、「まだ4月だから、今日はすごく暑いけどサンダルは早いよね」とか。

フランスではこの時期、四季折々の服装をした人たちを見かけます。それは多分、季節よりもその日の気温、自分の体感温度に合わせて服選びをするからでしょう。半袖にサンダル姿の人、マフラーにコートの人、ジャケットにブーツの人…変だなぁと思う反面、自分の体質や感性に合う服を来ているだけなので、よっぽど合理的でもありますよね。そしてさすが「自由の国」だなと思います^^フランスで人間ウォッチング、飽きません!

最後に前回の記事でフランス語の短い文章を載せたので、日本語訳をアップしますね。みなさん辞書を使わずに理解できたでしょうか?:

 "En France, la tradition du Poisson d'Avril remonte à 1564. A cette époque, l'année débutait le 1er avril, mais le roi de France Charles IX décida de changer cette date du nouvel an pour le 1er janvier."
「フランスでは、「4月の魚」の伝統は1564年に遡ります。当時、一年の始まりは4月1日でしたが、国王シャルル9世がこの新年を1月1日に変えると決めたのです。」


※"Charles IX décida..."の"décida"、時制は何でしょう?これは現代会話では使われない時制、「直説法単純過去(le passé simple)」です。この時制は歴史など「現在とかかわりのない過去の事実」を述べるときに用いられます。でも、子供に読んで聞かせるおとぎ話(赤ずきんなど)にも使われたりするので要注意!な時制です^^;

A bientôt !  Miwa