2017/09/04

フランスで発見!「昆布のサラダ」とは?

Bonjour à tous ! フランス語講師のMiwaです。

先日、フランスのスーパーでこんなものを発見しました。

Bretagne(ブルターニュ)産、
Salade d'algues KOMBU(昆布のサラダ)!

フランスでも KOMBUと呼ばれているんですね。

ちなみに、KONBUではなくKO"M"BUなのはどうしてでしょうか?

直後の文字がBで上と下の唇を重ね合わせるため、同様に上と下の唇を合わせる
Mを直前に持ってくるのがフランス人にとっては発音がしやすいからですね。

例としては sympathique, bombe, tombeなどが挙げられますね♪

ブルターニュ産の昆布を地元のメーカーが調理したということで、
どんな味付けなのか気になったのですが、買うかどうかずいぶん迷いました。

というのも、値段が高くて…85gで3,6ユーロ(450円ぐらい)でした。
不味かったらどうしようという不安もあり、3分以上は悩んだと思いますが、
最後は好奇心が買ってしまい、カートに入れました!

ドキドキしながら中身をお皿に出してみると…

え?パッケージには描かれていなかった
変なものが紛れ込んでいる?

茶色っぽい四角いもの、何だと思いますか?
口に入れてみて「やっぱり」だったのですが、キクラゲでした。

海藻じゃないし…しかも、けっこうな量が入っているし…
かさ増しのために入れられたのだとしたら、ちょっとがっかりですね。

肝心の昆布、それから味付けですが、うーん。
パッケージに書いてあった

Texture croquante (歯ざわりのいいコリコリした触感)

は間違っていないと思いますが、味付けがとにかく酸っぱかったです(涙)

たぶん、海藻の臭みを最大限に取り除こうとして、
マスタードやらビネガーやらを大量に入れたのではないでしょうか。
一口食べるごとに鼻がツンとして、私は苦手な味でした。

これだけを食べると刺激が強いですが、野菜サラダに混ぜたりして、
他のものと一緒に摂取すると美味しく感じると思います。

ブルターニュ地方の海で大量に穫れる海藻を、
なんとかしてうまく商品化しようという努力が伝わってきますが、
食品ではなくコスメなどに使用したほうが良さそうですね。

フランスでも海藻が「食べ物」として認知され始めてはいますが、
大部分のフランス人にとってはまだまだハードルが高い「珍味」だと思います。

いっそのこと、ごはんに合うようにお醤油などで味付けして、
日本やアジア諸国に輸出すれば売れるかもしれません?

とはいえ、海外で生産加工された日本の食材を味見するって
なかなかいい経験になりました(^^;)




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