2012/08/24

フランスで流行のビオロジック製品Produit Biologique

Bonjour !
アンサンブル講師、Ayakoです。

今回はフランスで流行の
ビオロジック製品Produit Biologique
についてお話しします。


ここ数年、フランスで流行のビオロジック製品Produit Biologique。
Produit Bioとも呼ばれ、日常生活では

C'est Bio.(セ・ビオ)

と言っているのを耳にします。

当てはまる日本語はオーガニック(有機農産物)。

野菜から始まり、現在では加工品などにも見られるようになりました。


ところで、ビオロジック品が本当に美味しいか否かは難しいところです。

”ビオロジック”と謳っていても、迅速な流通ルートがなければ
野菜など鮮度が命のものはアウトです。

最近は健康食ブームでもあり、フランスでも豆腐がTofuと称され販売されるようになりましたが、
”Bio”の名が社名に入っている某製造元のTofuはそれはもう想像を絶する味で、
日本人としてはとても食べられたものではありません。

これは本物の豆腐を知らない仏人にはそこそこ売れるのかもしれませんね。

勿論美味しいビオロジックのTofuが手に入るビオロジック専門店も身近にあるので
常に我が家の食卓に載っていますが、やはり決めては味。

健康に良くても、美味しくなければ。

そして、価格。

これは個人の価値観にも左右されますね、その商品が高いと感じるか否か。

さて、ここから主題ですが。
ビオロジックの波はワインの世界にも浸透してきています。

出始めた数年前は、大多数同様、私も
「ビオロジック・ワインなんて美味しいの?」
と特大クエスチョン・マークを持っていました。

が。

ある日、ご縁があって、地元のワイン醸造家の方から通訳の要請を受け、
プロヴァンスワインの会と日本のワイン輸入業者さんのカンファレンスに立ち合わせていただきました。

この醸造家の方が、ビオロジック・ワイン一本でやっていきたいという、
それはそれは高尚な志を持った方でした。

畑の面積も少ないのですが、少ないことを利用して、
ワイン作りにおけるすべての工程を一人で行っているそうです。

さらにビオロジックなので、やはり原価が高くなってしまうのは必然。

ところが日本におけるプロヴァンス・ワインのイメージは、
「気軽に飲めて、安い」

このイメージを打開するところから始めないといけないのですね。

特筆すべきは、日本の業者さんたちも、プロヴァンス赤ワインの上質さと、
これほどビオロジック・ワインを目にするとは、の2点で驚いていたことです。
勿論ビオロジック・ワインの美味しさにも。

これは地元フランス人とも共通している意見なのですが、
10年前と比較して、確かにプロヴァンス・ワインの質は上がっているなぁと。

私はブルゴーニュ・ワインをこよなく愛していますが、
最近はプロヴァンス産でも「おっ」と目を見張るものがあり、
地元ワインが頻繁に食卓に上がります。

課題はまだまだあるものの、なんとなくプロヴァンス・ワインの将来を明るく感じさせてくれる出会いでした。

France3チャンネルの地方版ニュースで取り上げられました。

フランスワインに興味ある方は開拓の余地ありますよ、輸入してみませんか~?


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2012/08/05

フランス ポルクロール島 Ile de Porquerolles

Bonjour !
アンサンブル講師のAyakoです。
今回はポルクロール島 Ile de Porquerolles をご紹介いたします。


*アクセス方法*
Hyeresイエール・バスセンターよりLa tour fondueラ・トゥール・フォンデュ港まで67番のバスで30分。
ラ・トゥール・フォンデュ港より連絡船が出ています。所要15分。



ポルクロールは7KM×3KM、高さ142M、面積1254ヘクタールの島。
イエール側はビーチが多く、地中海側はほとんどが断崖となります。

お金持ちの憧れの島として多くの人間の手に渡りましたが、
1912年、貧しい生い立ちのベルギー人フォーニエールFournier氏が金鉱業で大成功、
30歳年の離れた夫人へのプレゼントとしてこの島を購入、フォーニエール一家の手にゆだねられました。
この時期に大きな工事が執り行われ、200ヘクタールのブドウ畑も作られました。

しかし氏の死後、第2次大戦の混乱により夫人はこの島をフランス政府に売却、
現在では島の80%が国立公園に、残りはフォーニエール氏の子孫が守っています。

うんちくはこの辺にして、一緒に島の散策と行きましょう!



今日はこの船で出発。
プラス料金で海底が見えるタイプのものもあります。
港を出ま~す。
港に着いたらすぐに観光局へ行き島の地図をゲット。
これは観光局のすぐ裏にある自転車レンタル屋さん。
マウンテン・バイクがほとんどです。
自転車を借りれば気分はアウト・ドア。
自転車に自信が無い人は徒歩がいいかな。
港付近がこの島の中心街、
年配の方はこの辺のレストランで昼食を。
でも1番楽しいのは食料調達をしてビーチでピクニック!
愛犬キューピーのために今日は徒歩。
1番近いPlage d'Argentまでは1,5㎞。
ビーチサンダルはしまってスニーカーに履き替えましょう
道中あちこちにこんな標識があるので道に迷うこともありません!
ブドウ畑だ!
ポルクロール島ではワインも作っています。
人が居ないからって盗み食いは厳禁ですよ~!
自転車はラクチンそうでいいなあ!
やっぱり借りておけばよかった…。
あっ!海が見えてきた!
見よ、この透明度!コレ海です!




プライベート・シップもたくさん停泊中。
水中の足、いや、水中の魚さえ見える透明度!
トップレスのお姉さんもいます、堂々とすることがポイント!
ちなみにココがゴダール「気狂いピエロ」が撮影されたPlage d'Argent。


帰り道に村の教会で結婚式に出会いました。


お幸せに~!
楽しかった一日を思い出しながら島を後に。
また来るからね。


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2012/08/01

Cap ou pas cap ? って日本語でどんな意味?


Bonjour !

アンサンブル講師のAyakoです。

娘のおやつに頻繁に登場するコンポート(ペースト状フルーツ)、
のチューブ入りパッケージにこんな気になるフレーズが。


Cap ou pas cap ?

ん~・・・、これなんだろう?

キャップって・・・フランス語らしくない響き、もしや英語?

ou=または、pas=否定形
じゃあ、「キャップをする派、しない派」ってこと??

としばしフリーズして考え込んでいたら娘が一言。


”Je suis capable de faire…”
ってことよ、ママ。


ええ~~~~~!?

どうやら、子供の間で流行っている言い方とのこと。

"Je suis capable de faire…"
(…することが能力的に可能である)を略して、

"Je suis cap de faire..."
と言うのだとか。



子供だけに限らず、担任の保育士さんも使うと言うし、
日本語のレッスンに来た生徒さんも普通に使うと言うし、
彼女の母親(私の同年代)も場合によっては使うとのこと。

おまけに主人まで普通に知っていた、ガーーーン。


子供フランス用語はほぼ問題ないと思っていたのに、
まだまだ知らない表現が実はたくさんあるようです。


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