2014/01/31

Les Fêtes des prénoms

Bonjour à tous !

アンサンブル講師のAyakoです。



今日はカレンダーCalendrierのお話。



フランス人がお友達にいらっしゃる方ならご存知かもしれませんが、

フランスではそれぞれの名前が付いた日があり、その日にお祝いする習慣があります。



え?わかりづらい?

つまり…。


フランスのカレンダーを見ると、1年365日ほぼ毎日、聖人の名前がつけられていて、その名前を持つ人はその日にお祝いしてもらえるのです。


*ほぼ、としたのは1月1日やキリスト復活祭のPâques 、12月25日のNoëlなどなど、主要行事を除くためです。

(たまにNoëlという名前の方もいらっしゃいますが、聖人の名前ではないのですね)



この習慣はなんと中世から続いているとのこと、それで古臭い(失礼!)今時ではない名前も多く見られるのですね~。



ちなみに私の夫の名前はSébastienで1月20日でした。

ノエルでお祝いして、エピファニー*1でもお祝いして、お祝い疲れしているところにさらにこの名前のお祝いなんて、日本人妻の私はすっかり忘れてしまうのですが、家族親戚はしっかり覚えているのですよね、わざわざ電話やSMSでお祝いを言ってくれます。



*1 : Epiphanie(1月第1日曜日):Jésus Christ(イエス・キリスト)の生誕を祝うため駆けつけた東方の賢者が到着した日を祝い、Galette des Roisガレット・デ・ロワというタルトを食べてお祝いする日。



どの名前がどの日、というのは大体毎年決まっているのですが、決めているのはなんとローマ法王なんですって!

ちょっと楽しそうな…?いや、責任重大なお仕事ですね~。

前述した夫の名前Sébastienも、カレンダーに入っていなかった年があったそうで、その年は悔しかったとかなんとか・笑



ところで最近ではフランスでもキラキラネームならぬ、新しい名前世代

2013年の新生児名前ランキングでも上位に上がっている名前たちはどれも由緒正しいフランス名ではなく、カレンダーにも見当たりません。



それでもあきらめないのがフランス人!





こちらのサイトでは気になる名前を入れて検索、しかもその由来まで知ることが出来ます。

最近流行の名前たちも無理矢理入っています!!



例えば…

Lucasは10月18日のSt Lucの日に。

Léoは11月10日でSt Lionに日に。



まぁ、なんとなく似ているし、許容範囲ではありますよね。

しかし以下はどうでしょう?



Emma は1月23日でSt Barnardの日に、

Lolaは9月15日でSt Rolandの日に。



え~と…汗

コメントは控えさせていただきます。



ということでアンサンブルフランス人講師のフェットは一体いつなのか、気になるところですよね!?

是非こちらのサイトを利用して該当講師に"Bonne Fête (講師の名前)!" と言ってあげましょう♪


執筆 Ayako


自分もフランス名前つけちゃおうと思った方、
応援のクリックお願いします☆
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ


フランスの旬の情報・フランス語情報をお届けします。


フランス語学習は

オンラインフランス語学校 ” Ensemble en Français”でどうぞ

2014/01/28

C'est la saison des mimosas !

Bonjour à tous !
アンサンブル講師のAyakoです。

1224日付近にブルターニュ地方で起きた嵐による浸水被害は記憶に新しいですが、
118日前後、私の住むVarヴァール県の海沿いでは集中豪雨による洪水浸水被害があり、
連日地方紙の情報に釘付けでした。
…気になった方はinondations dans le Varで検索をかけてみてくださいね。

そして雨の後は必ず吹き荒れる北風ミストラル
ミストラルに雨雲は吹き飛ばされ、
真っ青な空が広がりいつもの南仏の表情を取り戻しつつあります。
大雨の騒ぎですっかり気付きませんでしたが、
ミモザも例年通りにたわわな黄色い花の粒をつけていました!



ミモザの名を村名に入れている隣村、Bormes les Mimosasではミモザをふんだんにつかった花祭りCorsoFleuriが開催されます。



あっという間に春の到来ですね。

レモンもオレンジもたわわです♪

 



応援のクリック、ぜひお願いします☆
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ


フランスの旬の情報・フランス語情報をお届けします。


フランス語学習は

オンラインフランス語学校 ” Ensemble en Français”でどうぞ


2014/01/26

Au gui l'an neuf

Bonjour à tous !
講師のYukoです。

いつまでも新年気分でいましたが、1月もあっという間に終わりが近づいて参りましたね!
寒い日々が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さて、この時期フランスでやたら多く見かけるのが、
裸の寒そうな木の枝にたくさんついているポンポン?のような、鳥の巣の様な物体。




帰国して気付いたのですが、日本でもぽつぽつと見かけますね。
日本語では「ヤドリギ」と呼ばれますが、フランス語では"Gui"と言います。

このGui、実は寄生植物なのですが、冬でも裸の木の枝で緑色を保っていることから
中世では長寿、不死の象徴としてありがたがられたとのこと。

そのためか、Guiの下でビズを交わすと友情が長続きしたり、恋人であれば愛情が続いたり、という諸説があり、
古代では森の中でGuiの下で敵と出会うと、一旦武器を置いて翌日まで休戦しなければならなかったとか。

タイトルにもある"Au gui l'an neuf"ですが、上記のことから生まれた表現かと思えば、
実は古代ケルト語"o ghel an heu"("que le blé germe."麦が発芽しますように)という音に
フランス語があてられて"Au gui l'an neuf"なのだとか!

なんでも、古代ケルト宗教の僧が、冬至の日に「麦が発芽しますように」とこの呪文を唱えながら
金の鎌でGuiを刈り取り、その儀式に参加した人に配っていたそうです。
参加した人はそれを魔除けとして戸口に飾り、訪問客とビズを交わして、
幸多き新年となるよう祝っていたとのこと。

やがて4世紀になるとこうした習慣は異端とみなされ、
新年の植物はヒイラギにとって代わられたのだとか。

とはいえ、今に残るこの表現、うまくフランス語の意味にあてはめられましたね。
ヨーロッパの他の言語圏では、どうあてはめられているのでしょうか?
ご存知の方、ぜひ教えて下さい♪

本日もお付き合い下さり、ありがとうございました!


講師:Yuko

応援のクリック、ぜひお願いします☆
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ


フランスの旬の情報・フランス語情報をお届けします。


フランス語学習は

オンラインフランス語学校 ” Ensemble en Français”でどうぞ



2014/01/13

ソルド編その2 上手なお買い物攻略法?


Bonjour tout le monde !
講師のYukoです。


さて!!前回Ayako先生にご紹介いただきました冬のソルド!
いよいよ開始いたしましたね〜^^。


フランスに在住の方の中には、既にお目当てのものをchoper/shopperされた方もいらっしゃるのではないでしょうか??
(オヤジなダジャレですみません ^^;。)


そんな、フランス人もみんな大好き!な、お得なソルドですが、
みなさん、ソルド期間がどうやって設定されているかご存知ですか??


冬も夏も、5週間続くソルド。
実は、その期間はpréfet (知事) によって決められています。


そして、それぞれ


冬:1月の第2水曜日〜5週間後の火曜日まで。
(例外・第2水曜日が12日よりも遅い場合、第1水曜日スタート。)

夏:6月の最終水曜日〜5週間後の火曜日まで。
(例外・最終水曜日が28日以降の場合、最後から2つ目の水曜日スタート。)



と、いう形式になっています^^。



ソルドの初日には、なんとお店は 8時 開店!!
欲しいものを既に決めているお客さんは、8時の開店を店の前で待つことも★



さて、そんなソルド期間と、フランスへの滞在期間が重なる方に朗報ですっ♪



30%から50%オフなど、だんだんと割引率が高くなるのが常ですが、
実は!安くなる日はきちんと決まっているのです!!



それは...






Tous les mercredis !!!







そうなんです。


つまり、もしソルド期間中、火曜日にたまたま素敵なものを見つけたら、
もう1日だけ待ってみると、お得になる可能性 大 なのです〜♪♪


「開始しちゃったけど、まだ行けてな〜い!」という方、
また、今後フランス滞在をお考えの方で、この期間に行く可能性のある(!)方、
ぜひ!水曜日には臨戦態勢で(?)街にくり出されてはいかがでしょうか〜^^??


Bon shopping, amusez-vous bien ♪


講師:Yuko





フランスのソルド行きたい!と思った方、
興味津々で応援のぽちお願いします

にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

フランスの旬の情報・フランス語情報をお届けします。


フランス語学習は

オンラインフランス語学校 ” Ensemble en Français”でどうぞ



2014/01/05

年末年始☆ヨーロッパ事情 その2

Bonjour tout le monde !
講師のYukoです。

前回に引き続きヨーロッパ各国の年末年始!についてお話したいと思います!

さあ最後にお待ちかね!フランスの大晦日はどうでしょうか??
もちろんパリだけがフランスではありませんので、いろいろな大晦日があるでしょう^^。が、全地方について1記事では書けませんし、私の知識も足りませんので、またいろいろな講師に書いていただくとして、今回はパリについてお話したいと思います。

パリでは盛大に花火が上がり、さまざまな色に彩られたエッフェル塔のもと、カウントダウンが行われます。普段はオレンジ色で、1時間ごとにシャンパンのようなきらきらしたスパークルを発するエッフェル塔ですが、大晦日には花火とともに見事な色のグラデーションを生み、まるでエッフェル塔がダンスしているかのよう!!

そんな中、お酒の入った大勢の気持ちは最高潮!こちらも歌を歌ったり、叫んだり、なかなかの賑わいっぷりになります。足元には割れた瓶だらけ!みんなでお酒を手に楽しみながら、花火とエッフェル塔のダンスとともに新年を待ちます♪

あの大きいトロカデロ広場では身動きがとれなくなるほど群衆がひしめきあい、動員される警察官はなんと9000人近く!さすが、世界に愛される街の一つです。







ぜひぜひ、来年のカウントダウンをパリで、というみなさま、
エッフェル塔のダンスを見に行ってみてくださいね☆ 

ただ一つだけお願いしたいのは、大晦日などにエッフェル塔に行かれる際には絶対!!お財布、カメラ、鞄などは持たず、持ち物は交通費に使う最低限の現金と、飲みたい方は手にお酒を持つぐらいにしてください。どうしても携帯を持ちたい方は内ポケットへ^^。

持ち物に対して気にならない状況を作ることが、こうした場を楽しむ最大のコツです。大変危険なので、お財布なんて絶対に持っていかないでくださいね♪

それでは、今回も長々とお付き合いくださりありがとうございました!
今年も1年、みなさまとより楽しく充実したレッスンを行っていけるよう、
スタッフ一同やる気に満ち満ちております!

みなさまにとって2014年も、笑顔の絶えない素晴らしい1年となりますように^^!

講師:Yuko

記事は楽しんでいただけましたか?
応援のクリック、ぜひお願いします☆
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ


フランスの旬の情報・フランス語情報をお届けします。


フランス語学習は

オンラインフランス語学校 ” Ensemble en Français”でどうぞ

2014/01/04

年末年始☆ヨーロッパ事情 その1

Bonjour tout le monde !
講師のYukoです。

今回はヨーロッパ各国の年末年始!についてお話したいと思います!

クリスマスといえば恋人、年末年始といえば家族で除夜の鐘を聞く、という過ごし方が日本では主流ですよね?

さて、キリスト教の文化圏ではNoëlに大家族で集まってプレゼントを交換、年末年始は友人と盛り上がる、という形が主流です。

カトリックの国々の中でも、クリスマスの過ごし方はいろいろ!

例えば比較的信仰心の厚いポーランドのLejazk(ラジャイスク)という町では、la veille (イブ)からNoël当日にかけ、氷点下になることの多い大聖堂の中でミサに出席し、神父さんの教えを受けながらお祈りを捧げます。マイナス20度になる年もあるポーランドでは、マイナス10度台の中でNoëlのミサが行われることも少なくないのだとか。

そんな寒い中でも、Noëlのミサの大聖堂には人がぎっしり!椅子が足りずに立ったまま出席する人々もいました。






年末年始時期にポーランドの家庭で作られるお菓子が、真っ黒なポピーシードがたっぷり入ったロールケーキのmakowiec(マコヴィエツ)!健康にもよく、とっても美味しいんです。






また、寒さの厳しい冬には凍ってしまう湖も、とっても幻想的でした。




ところ変わってスペインのバレンシア地方では、寒いNoëlでも熱く!!家族と過ごしながらもフラメンコを踊り賑やかに過ごします。踊りに参加しない人もしっかりパルマス(手拍子)で応戦?します。
ここでNoëlを過ごすと、3ヶ月ほどは現地の音楽が頭から離れません 笑。どんなに寒い冬でも、体の奥底から熱情が湧いてきます!Venga venga !!


さて、時期が変わってRéveillon du nouvel an (大晦日、Saint Sylvestreとも言います。)はどうでしょうか?

スコットランドのEdimbourg(エジンバラ)では、毎年8万人が詰めかけ、21時から始まる大通りでのストリートパーティで盛大な花火が打ちあがります。歌い、踊り、カウントダウンをし、新年を迎える際にはもちろん!そう!日本で閉店時間に流れるあの名曲、Auld lang syneをみんなで、知ってる人、知らない人関係なく肩を抱き合い熱唱します。

確かにヨーロッパではお正月にあたる3ヶ日がない分、新年があっさりと過ぎる感覚がありますが、こうして新年を迎える瞬間、新しい年への敷居を大勢でまたぐ感覚は、なかなか胸に詰まるものがあります。

さあ最後にお待ちかね!フランスの大晦日はどうでしょうか??
記事が長くなりましたので、
次回に続きます。


講師:Yuko

記事は楽しんでいただけましたか?
応援のクリック、ぜひお願いします☆
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ


フランスの旬の情報・フランス語情報をお届けします。


フランス語学習は

オンラインフランス語学校 ” Ensemble en Français”でどうぞ