2017/07/06

フランス語のことわざと一休さん

 
アンサンブル講師のMatthieuです。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今回も又、わたくしの話になりそうで恐縮ですが、
京都のやや南方にある京田辺市に3年間住んだことがあります。

その町はどこに行っても一休禅師の像や絵が見られます。
何故かというと…
 
それは酬恩庵、別称「一休寺」がその町にあるからでしょう。
実をいいますと、
一休寺から徒歩5分のところに住む幸運に恵まれていたので、
しばしば散歩がてらに場所に参拝したものです。
 
そういったわけで一休とのご縁ができたせいか、
最近フランス語の
l’habit ne fait pas le moine という諺に
たまたま出逢ったときに、
禅師の有名な頓智話が思い浮かんできました。
 
意味:「人は見かけによらず」、
人の中身はうわべで到底判断できない。
 
皆様、一休さんの立派な刀の話はご存知でしょうか。
話によれば、坊主の身であるものの
豪華な刀を腰に掛けて歩き廻ったりしていたとか。

鞘は派手な朱色だったが、
抜くと中は鋭い刀どころか、ただの木剣だと、
人に見せてがっかりさせていたようです。
 
そして「近頃の僧侶たちはこの刀のようだ。
見栄ばかりで、中身は役に立たない。飾りとしてしか用はない」
と痛烈に訴えていたようです。
 
なんと気骨のある人ですね!
 
さて、フランス語に bonze という言葉があります。
数少ない日本語から入った外来語です。

un bonze は「坊主」ということなので、
特に仏教関係に使います。
 
フランス文化では、僧のことを
古より moine と言い続けてきましたね。

有名な moine は数え切れないほどいますが、
例えば「dom Perignon」(略してドンペリ)は
聞き慣れていらっしゃらないですか。
あのシャンパンのブランドですね。
 
ふと思ったことですが、
一休さんがフランス語が話せていたなら、

きっと l’habit ne fait pas le bonze と、
訴えていたに違いないと。
 
※上記の日本語はMatthieu先生が書いたものに
一部修正を加えたものです。
日本語が堪能なMatthieu先生は、
レッスンでも日本語可能です。ぜひ一度お試しください。(スタッフ)
 
 
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